2022.07.10ピアノ

コンクールの演奏を聴いて


私は、コンクールで参加者の演奏を聴くのが一種の趣味か?というぐらい好きです





昨日も5時間ぐらい聴きましたが、とても楽しい時間であっという間でした









綺麗なドレスを着た女の子とスーツをビシッと決めた男の子





その保護者の方が続々と会場入り👗👔





そこは非日常…みんな緊張した面持ち‥





勘違いしてはならないのが、人との戦いではなく、そこにあるのは自分との戦い





これまでの準備をどこまで自分を信じ、出し切れるか‥





参加者の生徒さんの緊張をほぐすのが私の役目









いよいよ、コンペは始まり、自分の生徒さんがどうかいつも通りの演奏をして欲しいと祈りながら聴きます





舞台ではピアノも雰囲気も普段と全く違いますから‥何しろ、点数がつけられてしまうのですものね😓 





もっと言うと、点数をつけられる為に演奏しにきた⁈のですからね😓





緊張するなって言うのがそもそも無理な話





参加者の誰もが、それはそれは、厳しい時間をたったひとりで耐えている訳です





尊い姿です…





自分を高めることに挑んだ参加者は、それだけで充分、皆、眩しい✨カッコいい





頑張れ~‼︎ と応援したくなる気持ちをグッと封印し、〝楽しんで弾いてきて〟〝大丈夫〟と本番前の最後の声掛けをして送り出しました













どんな演奏をするか?これまでのレッスンの成果はどうか?‥など、勿論チェックするのですが、その他の参加者さんの演奏を聴けるのが、実はとても楽しみ





保護者様に先生長い時間疲れましたでしょう?と労いのお言葉をいただきましたが、好きな時間なので、全く疲れませんでした





人は好きなことをしている時は、時間を忘れるものなのです





それどころか、むしろ、ずーっと興奮している状態です笑





この子のこの部分はとても素敵だなぁと感じたり





逆にここを直したらもっとよくなるなぁ、こんな練習をしたらいいだろうなぁ…等、ひとり思いながら聴かせていただいているのです





そして、一番興味があるのが、ズバリ上手な子、上位を取る子の演奏です





弾く前から大体そのオーラは出ています





緊張を楽しむ様な、人様に聴いていただけるのが嬉しい様な、いい意味での余裕や貫禄にも似たような空気感があり





それは、見ている側にも程よく緊張をほぐす力として伝わってきます





言うなれば、お辞儀から既に演奏が始まっているのです





自分の世界を出す、一回しかない限られた自分の演奏時間の中で、表現するのです





YouTubeやTVにはない、ライブでしか感じられない凄みがそこにはあります





音に対する執念とも言えるほどの物凄い集中力と情熱を、指先一本一本で訴えてきます





圧倒されます





音の美しさ…その為に使う身体の自由さ…一発で分かります





この子の演奏は凄い、どこも不都合がない、と息をのむ演奏がどのコンクールにも、各部門に1〜3人は必ずいらっしゃいます





そこには〝感心〟ではなく〝感動〟があるのです





感心で終わっているようでは、とうてい上位は取れません





あまくないです





会場中の全ての人の心を掴めるぐらい素敵で素晴らしい音を奏でられないと取れません





‥はっきり言いますと





その演奏を盗みに行っています😅





自分の生徒さんもその様になって欲しい一心です





どんな演奏にすれば感動の域までいけるのか‥





 コンクールで上位が取れるような演奏ができる生徒さん💫を育てたい❗️









コンクールで上位を取る人の演奏に共通していることは、心地よい音で伸び伸びと不自由なく楽しく弾いていることです





考えれば、演奏している本人が楽しんでいなくて、聴衆を楽しませることなんてできる筈もありませんよね





迷っている様な隙間など、どこにも微塵も感じさせない演奏





うん、うん、そうだよね‥わかる、わかる、納得、納得…と聴いている側の心にズンズン入って一曲が見事なまでに仕上がっている演奏





その様な演奏を手に入れたい!欲しい!





コンクールで上位をとりたいのではありません





感動させる演奏が出来たら、賞はついてくるのです





こっちです!









奥深いピアノと今日も対話です♪





飽きないピアノ、本当に自分でも呆れるぐらいピアノが面白くて、大好きです😊





多分、私は、コンクールで上位者出すまで死ねません笑





今の一番の目標❗️ 言っちゃった~





コンクールにはまっている筆者でした





😊














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