2019.07.02わらべうた

(株)ジャパンベビーシッターサービス 様でのわらべうた講習会

子どもに携わる仕事
それはとても素晴らしい仕事


独身時代、自分は中学の教員だった
子どもたちは仲良くなると何でも話してくれるようになる
それはある日の放課後だった
「先生はなんで先生なんかになったの?」

😵せ、先生なんかに⁈
私はしばし言葉が出なかった

すると続けざまに
「だって、何かいいことある?生徒の指導大変、その割に給料はそんなにいいわけじゃない、何もいいこと見当たらないけどなぁ‥
あっ、わかった!恩給もらえるから?」
😵もう返す言葉をなくした
そんな風に見られていたんだ‥


教育にもえていてね、音楽の楽しさを公教育の中で伝えたくてね‥そんな夢のようなこと言っているんですか?と言い返されそうで、黙って私はその場でただ笑っていた

そんなことがあった数日後、いつも尊敬の念で見ていた先輩の先生との会話の中から
「教師っていーい仕事だよね‥」
と仰った言葉が!
なんと、なんと素敵な先生だろう‥眩しかった
更に尊敬の念が生まれた

その先生は見るからに教師という仕事にやり甲斐と誇りを感じていらっしゃって、いつも輝いていらした
そして、その上楽しんでいるようにさえ見えた
(あー私は楽しそうに見えてなかったのかな?大変でしかなく見えていたのかな?)


人間相手の仕事、しかも子ども、その仕事は大変な分、大変だからこそ素晴らしい仕事なのです

新米教師だった私に友達のように聞きやすかったのでしょう
当時、中3の優等生だった彼女から投げかけてきた、普段感じていた正直な疑問‥まだ表面的にしか仕事というものを感じられない年齢ですから単刀直入に出た言葉だったのでしょう



子ども相手のお仕事
それだけで価値のある素晴らしい仕事だと、今は胸を張って言える自分になりました
今日は日本で一番古いベビーシッター会社様にお邪魔して、シッターさん向けわらべうた講習会で伺いました
流石、子どもに携わっていらっしゃる皆さま、わらべうたに関心が高く、わらべうたの良さも充分に分かっていらっしゃる
皆さまとディスカッションしながら次々と遊び、とても楽しい時間を過ごさせていただきました
わらべうたで遊ぶことで、大人も脳が活性化され、幼かった頃を思い出し幸せな気持ちになられたようにお見受けしました
子ども時代が幸せでなかったらベビーシッターさんのようなご職業にはつかないと思います
ご自身が楽しい子ども時代をお過ごしされたからこそ、今の子どもたちにも楽しく心豊かに過ごして欲しいと思われるのではないでしょうか
そうです!
大人になって自分を支えるもの‥それは子ども時代の自分自身そのものだと思います
大人が楽しかったなぁ、嬉しかったなぁと思うものは、迷わずそのまま子どもたちに伝え返したい、自然にそう思うものです
時代が変わっても、歴史が動いていても、子どもの心は変わりません
大事なものはずっと変わらずいいものなのです
わらべうたの中に日本のご先祖様が伝えてきてくださった子どもにとって大切なものがいっぱい詰まっていて、これは子が育つ宝物
昨今の信じられない子ども虐待の事件を耳にする度、心がひどく痛みます
私たち大人、親、仕事で子どもに携わる人は、子どもたちに子ども時代を幸せに過ごしてもらえるよう、今こそ真剣に向き合わなければならない、シッターさん方とその思いを共感し合えたように思いました







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