ピアノを弾く小指は、立てて弾く
小指の付け根を出して
指のてっぺんで弾いてね!
と言い続けて数ヶ月‥
ーこれは、ある生徒さんのレッスン記録ですー
ずーっと言っても直らなかった
以前の私なら、できるまで戦ったかも?
「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」徳川家康だった
でも待っていても変わらないなら、私が変わろうと思う様になった
弾き方のフォームにそこまでこだわる必要があるのだろうか?と思えるようになったのと
同じ注意を何ヶ月も聞き続ける生徒ちゃんもお辛かろう💧と…自分ができないことでモチベーションが下がる⤵️自己肯定感が下がる⤵️
これ以上言う私の方も疲れるなら、それを聞く生徒ちゃん側も同じように疲れるだろうと‥思ったから
この生徒さんは小指が立たないのだ‥他を代用しよう!と切り替える頭の柔らかさが備わった
年の功? いや、指導力が上がってきたのだ↗︎ 自分で言うかい⁉︎笑
ピアノ教師は孤独なので、自分を冷静に見る目がとても必要だと思う
何が何でもこういうものだから…と暴走しない自分をもつことが大切だと!
勿論、大事な軸はもつ、ぶれない芯はもつ
でも、それだけでは通用しない時も起こるのだ
今日は正にその時だった
もうこの言い方この生徒さんにはやめよう!このやり方はこの生徒さんには合わない
そして浮かんだのが〝手首上げてごらん〟だった
…すると
えっ、音が鳴った!でないの⁉️
手首上げて!がこの生徒さんのキーワードだった
「鳴かぬなら鳴かせてみしょう時鳥」豊臣秀吉 に昇格⁈したのであ~る
以前の自分なら、正しいフォームは綺麗な音を生む…と思って疑わなかった
今の私は違う
綺麗な音のために、色々な弾き方を試してみよう❣️
いい音なら、いいのである
音から弾き方を逆算していく道もまたいい!
耳をすまして、音を良く聴いて、弾き方を模索していく🎶
人皆、骨格が違う
その人に合った、その人の弾きやすい奏法でいいのです🙆♀️
ー奏法はひとつじゃないー
自分の目指しているもののひとつ…成長し続ける指導者でありたい✨
昨年より今年、先月より今月、先週より今週、昨日より今日
いいレッスンがしたい❗️
💡そう言えば、ひさ~しぶりに私のピアノレッスンを受けた娘が、ぽろっと
‥なんか教え方上手くなったんじゃない?前言われなかったこと言われた…勉強したんだね💦
ですってー!
🙌
今日も今日とて、愛情たっぷり生徒さんお一人おひとりに対応して参ります
😃