重箱の隅をつっつくように弾く
‥これは、沢山聴いてきた〝試演会〟後の先生の講評の一部
の中の、よく聴いたお言葉
ここが、あそこが、グチャッ
弾けていないまま
難しい箇所、克服しないまま
‥というか、できないんだから仕方ないじゃぁん!!‥てことなんですけれどね💦
コンクールとなると、そうはいかんのよ
重箱の隅をつつく様に丁寧に弾いた演奏は、誠実さが伝わる
一生懸命練習して臨んだのね、と、その姿勢、誠意に聴衆は感動するのです🥹
フィギュアスケートを例に⛸️
難しい箇所を失敗してしまった、これは減点になってしまいます
減点にならない無難な滑り‥これはそれなりの点数にはなります
でも華がなかったら物足りない😆芸術は欲張りです
失敗はなく、それでいて、ワクワクさせてくれる活き活きとした作品に仕上がっていたらどうでしょう
文句ないわけです
こういう演奏が取ります🥇
均一に綺麗で、その中でもキラッと伝えたいことがちゃんと主張されている✨
あー、これが一位だわ🥇
この演奏きたわー✨って、誰もがわかります
場内しーん‥
誰も微動だにできない金縛り状態にできるのが🥇ならではの貫禄です
そこには、上手だろー!という嫌味な見せつけも一切ありません
大変謙虚で素直な演奏です
美しさ✨とは、こういうことなんだなと🥇独特の “突き抜けた” 感があります↑
審査員だけじゃないんです
上手な演奏は、子どもでもわかるのね
コンクール参加者、保護者も聴いて帰ることが多いので、審査員の先生だけじゃなく客席はそれなりに埋まっていますが、首をかしげるところは全くなく、演奏に引き込まれている“空気”があるのが、上手な演奏には共通しています
はっきり言ってしまうと
ん?と思う箇所が1ヶ所あると、🥈
ん?ん?が2ヶ所あると、🥉
ん?ん?ん?が3ヶ所あると、奨励賞
になります
4ヶ所あると、入賞できません‥
だから、突き抜けちゃえばいいんです
わかってる、そんなこと、それができたら苦労しない、みんな🥇取れる
わかっていても、できないから、🥇は仲々取れない、尊いものなんです
更に深掘り
🥇🥈🥉奨励賞‥どれも僅差で、1点や2点の差なんてものじゃない、0.1、いや0.01の差だってあり得るレベル
その僅かな差が、実は大きいのです
僅差が大差
みんなみんな、悲願の🥇なのです
1週間前の新聞にあった〝まちがい探し〟ムズイ編
いつもなら、これ、探してる時間ない、面倒‥で過ぎるところですが、
僅差の戦いコンクール後だったので、思わず、どれどれやってみるか⁈ と目を凝らした👀
えっ、わからない☹️
えっ、同じじゃん、どこ違うのよ😣
本当に5つもある?
‥こういうことなんですよ、ちょっとした差は、ちょっとしたことじゃできないんです
数mmの差の発見、時間いっぱいかけて、ようやく幾つか見つけました
でもパーフェクトにできなかった汗
ピアノもね、ちょっとやっただけでできないから、できないから求める素敵なものなのよ
🥇が欲しいってなるよ、コンクール出ると、キリがない
もっと、もっと‥ってなる
上を目指すことの険しさと楽しさと、コンクールは沢山教えてくれる
😃