生徒さんの出るコンクールは、できる限り聴きに行く
応援というのもあるけれど、ホールで聴かせてもらって細かいことのチェックが改めてできて、そのアドバイスができるから
ここまでは一般的だと思います
私は、もう一点
他の参加者の演奏にも興味があるから聴きます!見ます!
どういう演奏がいいのか?見させてもらえる絶好の場ですもん❗️こんな楽しいことはありません
ズバリ、合格した人の演奏を参考にさせていただけるから、スパイに行くのです笑🕵️
そして、自分の予想した通りの結果かどうか‥も知りたいから‥これは、自分の耳が確かかどうかの答え合わせの様なもの
先生の勉強の場‥というと言葉の響きとして嫌だな💧 私の趣味の場所です😅
メモ取りながら📝一心に聴きます
自分が審査員だったら、こんなアドバイスするだろう、この子ここ直せばもっとよくなるなぁ、この子のここは素敵だなぁ
頭の中は、フル回転してます🌀
さてさて、今回のピティナ予選で思ったこと
♪個々の細かい歌い方はできていても、長いフレーズとして捉えないと、流れが美しくないこと
これは、全体のイメージ、一曲の曲想を一貫としてもっているかどうか‥ということ
一音一音でできている一曲、どの音も全体の中でどの役割の音なのか?キャラクターがずれてないか?注意深く、丁寧に愛情もって鳴らす‥
とても大変な作業ですが、その作業の緻密さに頑張ったねー!って聴き手は感動するのです❗️
ファッションだってね、上から下まで、色や素材や季節感やTPOに合わせたものを考えるでしょう?服、靴、バッグ、髪の毛‥全部です
例えば、服は素敵だとして、靴が服にあってなかったら、服台無しになるでしょ?
小物ひとつ‥全体の中で主張するから大事な要素なのです👜👞
音楽もファッションと同じでトータルコーディネイトが必要
統一感、安定感のある音で一曲をまとめたい、テンポや音質がバラバラ、ぐちゃぐちゃは違和感があって、聴き手の心に入っていくことはできない‥になってしまいます😢
そこで、はてと⁈
誰だっていい音で演奏したい!と思っています(よね?)
それができたら苦労いらない
どうしたらイメージ通りの音になるのか?そここそ知りたいですよね⁈
脱力
まずこれができないと自由はないので、やりたくてもできない
あのお店入りたいけれど、お金ないから入れない‥極端な例ですけど、目的あっても目的叶えられるだけの材料揃ってなかったらできませんよね
脱力したいから、指しっかりさせる筋トレするし、音の粒揃えたいから、スケールやリズム練習で器用な指つくる基礎練習するんです
目的の為に日々訓練を積むしかありません
上手な子はしてます
しないで、表現できませんから
脱力ができたら、身体の使い方‥もありますが、長くなるので、今回は触れません
テクニックは表現の為にあり
テクニックばっかり積んでいた頃、恩師に耳にタコできるほど聞かされたことです
表現は、いい演奏をいっぱい聴きなさい👂でした
YouTubeの時代、手軽に、素晴らしい演奏が聴ける便利な時代ですが、生、ホールに行って生の演奏を聴く機会をできるだけもつことですね♪
![](http://karasawamusic.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_5041-1024x768.jpeg)
昨日のコンクール会場
始まる前、キャパやホール雰囲気を生徒さんと少し早めに行ってチェックしました
スタインウェイが舞台中央に一台
緊張に耐え、人前で、たったひとりで、表現しなきゃならない、一発で!
発表会ともまた違う‥点数が付けられる
同じような年齢の子と、曲もかぶることもある
どうですか?
これだけ並べてみても、コンクールに出る子がどれだけ鍛えられ、どれだけ挑戦していてかっこいいか⁈
‥最後はメンタルかな?
その気持ちの強さもね、普段の練習量と練習の質から得られるのよ
コンクールって人との比較の様に見えるけれど、違う
自分をどこまで追い込み、どこまで自分と戦えたか⁈
一番近くで見ていた自分が一番よく知っているもの
だから自分を信じれる🟰自信 というのだね
自分と戦った子は、何よりも強いよね❗️
あと、ピアノもコンクールみたいなのがないと、頑張らないから、頑張るきっかけ🟰上手くなるきっかけの一つとしてコンクールに参加して欲しい
変わるよ〜、コンクール出ると‥
必死になるもの
勉強だって試験あって点数がつき、順位が出て、スポーツだって試合があって、しっかり勝ち負け出るじゃないですか‥
ピアノも同じ、何かないと一生懸命やらないのが、人の常‥
私がコンクールを勧める理由はここにあります
今年のコンクールは始まったばかり‥
つづく