『毎朝、非常にゆっくりのテンポで練習し、指をしなやかにしなさい』
これは、ピアノの詩人
ショパンの名言の1つ
優れた作曲家であり、ピアノ教師でもあったというショパン お弟子さんに、よくこの言葉をかけていらしたという
超絶速い曲を多く書かれたショパンにゆっくりという言葉‥うーむ、想像の中になかったので、びっくりした
どんなに速く難しい曲でも、大先生ですから、サーっと、いとも容易く弾かれたのだろうと思っていたから
以前、ショパンの即興曲の講座に出掛けたことがあった
講師の先生が、即興曲という名前ですから、思い浮かぶまま特に苦労することなく出来上がった曲と思うかもしれませんが、そんなことはありません
天才ショパンも一曲を完成させるのに、大変な時間と労力を使って生み出したのです
と仰ったことを思い出しました
さて、本題に戻りましてー
大抵の人がここに書かれた3つのことが難しいのではないかな?
1、朝
2、ゆっくり
3、しなやか
である
1、朝かー、大人だったら家事、仕事があるしなー、お子さんだったら幼稚園や学校あるしなー
でもその前にやるってことですよね‥〝朝〟というところがミソですね、脳が元気なうちに!ということでしょう! 家族やご近所迷惑があるので💦防音とかしてないとできないね、これは‥
そう言えば、世界的な指揮者の小澤征爾氏は、毎朝3時に起きて、スコア譜を読む🎼というのを聞いたことがあります😑
3時に寝るんじゃありません、起きるんですの‼︎
毎朝‥本番の近くとかじゃなくて、毎日の日課で、生活のリズムを崩すことなく繰り返していらっしゃるとのこと
これを知った時、夜更かしとかされないんだなぁ、例えば深酒とかは絶対しないってことですよね‥何しろ、さ、3時ですから💦
ショパンと小澤征爾、毎朝… というのが共通点ですね‼︎ 訓練の効果大に朝という時間帯と毎日というのがキーなのかも⁈
小澤征爾を知る人知る人、皆が口をそろえて言うのが「彼ほど努力する人は見たことがない」だそうです
世界の小澤征爾になった方は、世界一の努力がおできになられた方でした‥じゃんじゃん♪
では、2、3はちょっと頑張ればできること⁈
今回は、この2 に焦点を合わせて書いてみます
2、生徒さんはできるところは速く、できないところはゆっくり弾いたり、つっかかったりします🎹 よくあることです
その時に言うのが、「ゆっくり練習して」ですが、これがなかなか難しいようです💧
弾けないところに合わせるのではなく、弾けるところに合わせてしまう‥この方が楽なんですね
〝小さい子と一緒に遊びたいと思います 大きい子に合わせたらどう?小さい子ついて来れないよね〟
生徒さんにこんなお話しをします↑どうしたらいいかな? 〝小さい子に合わせる〟…そうだよね
ピアノもね、同じよ
どんな曲にも必ず弾き辛い箇所があるものなの、そこを克服するのには〝ゆっくり練習する〟これに尽きる
この〝ゆっくり〟が簡単なようで難しいんだわ💦
教室でもゆっくり弾かせてみますが、「あれ?ゆっくり簡単だと思ったら、ひ、弾けない…なんで⁈」
って、先ずなります笑
ごまかすところが無いことを確認しながら一音一音丁寧に弾く、同じテンポで弾く…これにはゆっくり弾くに限るんです
さてさて、大体曲が仕上がって通して弾く🎶
ここにも落とし穴が💦
もう弾けた筈なのに…くずれてきた…っていう経験ありませんか?
出来っぱなし💮ならいいんですけどね、通してばかり弾いていると、悲しいかな、下降するんです⤵︎
そして、この下降をとどめる、一度仕上がった曲を維持する、これをしてくれるのも、また、〝ゆっくり〟弾くなんです
速いパッセージだからこそ、ゆっくりの練習が効果を生む🎶
〝ゆっくりさらう〟イコール熟成への道
曲を見始め〜仕上がってからも、ゆっくり練習することはずっとやった方がいいね!
春爛漫🌼💠🌸
お花さんもね、種や球根から芽を出し、やがて葉を広げ、花が咲きました❣️
ゆっくりあたためる時間ってとっても大切なのですね♪