2020.07.13ブログ

コロナで疲れている生徒さんに寄り添う


今は学校が始まったからまだいいですが、少し前は実は大変でした





幼稚園・保育園、小学校が閉鎖されていた時





レッスンに訪れた生徒さんの表情は‥









無表情でした









ポジティブ、ネガティブはまだ方向性があります





でも無表情ほど、心が病んでいることはないと思います





お連れくださる保護者の方も〝もう学校始まってくれないと困る〟と、ほとほとお疲れのご様子に、ただただ頷くことしかできなかったです





大人も子どもも、もうどうしていいかわからない、自粛要請が出ていたあの時、その気持ちが顕著に出た生徒さんが実は何人かいらしたのです





それは、何も言っていない、何もやっていないのに、急に泣き出す‥ということでした





黙ったまま、無表情が続いた後に、訳もなく涙が流れる‥というこれまで見たこともないこと





しかも同じ時期、同じ流れ、かなりの人数で‥





普通だったら〝どうしたの?泣かないで、さぁ、頑張って!〟など声掛けするところでしょうが





それは意味がない言葉だと思ったのです









この状況で頑張るって、なにを?









そう言えば、サイボウズのCMで〝がんばるな日本〟というのが新鮮だった📺





震災の時も〝がんばれ日本〟と垂れ幕を見かけ、各国から応援された記憶が‥





そうか、頑張りようがない時もあるんだ‥ってふと思ったCMからの呼び掛けだった









生徒さんの急な涙に戸惑う、いや、私だって一緒に泣きたかった‥





そこにある空気は言葉にできない相当なストレス、それだけはわかりました





一緒に泣く‥それは勿論しません、いい大人が、それぐらいは我慢できます





で、とっさに思いついたのが、そう、一緒に泣きたいから‥

この生徒さんと同じ様な年齢の時、自分が一番辛かった出来事は何だったか?





これを思い出すことにしました





あるのですよ、自分にも





いつも元気そうにしてるだけで⁉︎悩みも悲しみもいっぱいあるよ、小学生の時は小学生であったよ、大人には言ってもどうせ解決にならないって思って、ひとりで抱えていた頃‥フラッシュバック‥





それをポツポツ話出したら、下向いて泣いてた生徒さんが顔上げて聞いてくれて





うんうんって頷いてくれて





気がついたら、お互いに機関銃の様に話が止まらなくなっていた





溜まってたのね‥





全部吐き出す勢いは止まらず💦





どれぐらい話しただろう‥





あっ!レッスン時間なくなる⁈そろそろピアノ弾いてみようか?ってなったら





手をピアノに乗せたまではいった 





その後、ある生徒さんの言った言葉に😂





〝うー、ずっとこんな話していたい‼︎〟って言ったの‼︎





〝女子会、おしゃべり会ね、今度やりたいね!ピアノ抜きで💦〟





って思わず、こちらも言っていた😅









生徒さんはピアノを習いに来ているのだけどね、その前に人として私が〝寄り添う〟っていうことができないと教えるもなにもないんです





そんなことを改めて感じたコロナ禍の中での出来事でした





今もまだまだ油断ならない状況ですが、子ども達は、とりあえず行く場所が以前よりはある状況になり、心が持ち直した感じになりました





一番大変だった時期は、心が折れそうで、このことが書けなかった‥のですが





もうコロナ禍の中で生まれた新しいスタイルに上手く付き合って?暮らしていく





という1つの方向に向かっています





つくづく子どもにとって、どこにも行けない、お友達や先生に会えないことがどれだけ辛かったことか、子どもたちを見て知りました





今後も何かあったら、〝寄り添う〟ことを肝に銘じて生徒さんや保護者の方と向き合っていきたいです☺️














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