2019.06.29ピアノ

表現力はいい音楽を聴くことで育つ

大人気のブルグミュラー
綺麗な曲で小さな手の子どもでも弾きやすい知る人ぞ知る有名な曲集です
ピアノを習ったことのある人なら口ずさめる曲が何曲かあることでしょう♫
色々な表現が必要で、最初に曲らしい曲が弾ける曲とも言えますね🎶


さて、今日はその表現力について考えてみます

楽譜には、沢山の記号が書かれていて、どの曲でもそうですが、〝楽譜に記載されている通り弾けばその曲になる〟ようになっています
(まぁ、口で言うのは簡単で、書かれた通り弾くのが大変なんですけどね😅)

速度記号、強弱記号、そして表現方法を示す音楽用語‥
〝ここにこんな記号があるわよ〟
強弱記号は色で分けたり、初めて出てきた記号には読みと意味を書いたり、色々やってはいます‥
が、これは不思議なのですが、

表現は教えられそうで教えられるものではない です


例えばfにしてもただ強く、大きくだけで済まされないものがあります
深く、音を遠くに飛ばすように、ズンと重く、きつく刺すように‥作曲者や曲によって様々なfがあるでしょう
こんな風にあんな風に‥言葉で色々説明しますが、何よりも一瞬で効果が上がる方法が実はあります!



それは
先生が弾いて聴かせる!



これに尽きます
一番手っ取り早いです
何にも言わなくても、聴いた後、どんな子でも直ぐに弾きたがります
そして見事に音が変わる

見ただけ、聴いただけで、なんだか弾けそうな気になる、弾きたくなる‥ムクムクと‥そして忘れないうちに弾いちゃおう!となるのでしょう
間違いなく身を乗り出してきます↗︎




真似っこ



子どもは真似っこが大好き❤そして得意


じーーーっと👀ただひたすらガン見👀
そんな集中して見ることあったっけ⁈って思うぐらい、そんな観察力あるなら楽譜見なさいよ!って感じるぐらい😅
微動だにせず凄い集中力で見ていたと思ったら、私が弾き終わるやいなや椅子に飛び乗って弾き出す🎹


〝あらっさっきと全然違うじゃない!
数分前と別人よ!〟
となります


言葉であーだこーだ言うより100倍早い
だから、曲がある程度仕上がって記号をつけたら、必ず先生弾くね!をします
でも最初に曲をあげる時にこんな曲だから、弾いてね‥は決してしません🙅‍♀️
本だってこんなあらすじだから読んでね📖と言って渡されて、誰が読みたいと思うでしょうか
いい本だから読んでね!と渡しますよね


自分からどんな曲かな?と探しながら少しずつ曲が仕上がってくるのが醍醐味です
そして勿論何より譜読みの力もつけて欲しいから、私が最初に弾いてしまったら耳コピされてしまう‥
自分の力で譜読みするという大事な力を奪ってしまうことになりますから、出来上がるまでじっと我慢します
一緒に譜読みに付き合います
自分の力で弾けたら耳コピの何倍も嬉しいじゃないですか‼︎
そしてその達成感、嬉しさがまた新しい曲を弾こう!という原動力になるのです


譜読みは自力で、そして表現力はいい演奏を聴くことで、その両方がレッスンの中で育てられるように心がけています

なかなかコンサートを聴きに行く機会はないと思うので、自分の力で頑張って仕上げたら、先生の弾く曲が聴ける!ご褒美にね😊

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