2019.06.23ピアノ

芸高公開ピアノ実技試験を聴きに行きました

藝大構内にある奏楽堂にて、付属高校のピアノ公開試験を聴きに来ました

制服で演奏されるので高校生と分かりますが、この違和感はなんですか!

プロ顔負け、ソリストの演奏そのものです‼︎


課題曲はなく、時間制限のみなので、その人なりの得意とする曲を披露されますから、リサイタルを想定した試験ですね‼︎
どの人もホールいっぱいにご自身の世界を目一杯ぶつけてきます!きます!


1100席という大ホールのキャパシティーの中、グランドピアノが舞台のど真ん中に一台のみ、スポットライトをてらされ、1、2年生の下級生が見守ると言えばあたたかい視線ですが、正しくはさらされですよね?
沢山の保護者や知らない人に見られ、客席一番後ろの席に教授陣が点数をつける為に並ぶ‥
こんなおっそろしい環境の中、演奏するのですよ‼︎

拷問

どれだけのプレッシャーか、想像を絶します

いや、彼ら彼女たちは、そのプレッシャーをも味方につけるのかもしれません

人が聴いてくれなかったら弾く気がしない‥
そちらですね⁈天才であるが故に、凡人とは感覚が最初から違うのでしょうから⁈

奏者のご親族の方でしょうか‥
「〇〇が1日10時間練習してるって言ってた‥」と小耳に聞こえてしまった
そうですよね、それぐらい弾かないと出来ないですよね
人に見られるという厳しい環境に耐えるべく猛練習してきたのです!
そう、努力のできる天才ですね‼︎




一音入魂
どの音もひとつ残らず無駄な音は無く、全て意味のある鳴り方をどの生徒さん?(いや、もはや奏者という方がしっくりします)もなさっていました
ピアノという楽器のスケールの大きさを改めて感じさせていただきました

ピアノは10代でテクニックは出来上がる
と聞いたことがあります
もう既にテクニックはほぼ皆さん出来上がっていらっしゃると感じ、音楽を伝える気力もまたどの方も勿論大変強い!
なので最後はその人の音楽性、芸術性だと思いました

奏者の思いのまま自由に伝えられるほどのテクニックの安定、テクニックは表現の為にあり
テクニックと音楽性、両方が相まって感動の連続でございました



人間わざとは思えないクオリティ、超ハイレベルの演奏に
興奮冷めやらず‥
今夜は寝れそうもないです
いや、数日当分寝れそうもないです



試験なので声こそ出せませんでしたが、一言いいですか?
ブラボーーーーー‼︎






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