2018.11.22ブログ

横隔膜ってどこにある?

声楽・ヴォイストレーニング担当の唐沢萌加です。

 

この間のブログで

歌に呼吸が重要である理由を説明しましたが、

呼吸を司る筋肉で

一番大きく代表的なものが「横隔膜」です。

 

横隔膜という名前だけ聞くと、

「薄っぺらい膜?」なんて思ったりするかもしれませんが、

強度の強い立派な筋肉です。

横隔膜の動きだけで

肺の容量の約70%を操ることができるというのだから、

横隔膜がどれほど重要な筋肉なのか分かりますね。

 

今日は、横隔膜の形や位置についてお話しします。

横隔膜は、お椀をひっくり返したようにドーム型になっており、

肺の底辺に付着しています。

横隔膜は筋肉だと言いましたが、

ドームの一番高いところは腱で出来ていて、動きません。

この腱の部分は胸と同じくらいの高さにあります。

そして、ドームの円周にあたる筋肉は

肋骨や背骨、胸骨にくっついていて

その名の通り、体を向きにてています。

 

ここで注目してほしいのは、横隔膜のある高さです

「横隔膜ってどこにあると思いますか?」と質問すると、

大抵のひとはお腹を指します。

それは横隔膜を使った呼吸である腹式呼吸は、

お腹が膨らむからだと思います。

でも、忘れないでほしいことは、

『横隔膜は一番低い部分でも、肋骨の一番低いところより下にはない』

ということです。

これは、横隔膜をしっかり使うということがどういうことなのかを

考えるヒントになりそうですね♪

 

レッスンでは、それがどういうことなのか、

画像や動画を使ってゆっくりお教え致します。

是非、体験レッスンにお越しくださいね!

 

次回は、呼吸のためのもう一つの大事な筋肉について書きたいと思います。

お楽しみに!
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