
この間のブログで
歌に呼吸が重要である理由を説明しましたが、
呼吸を司る筋肉で
一番大きく代表的なものが「横隔膜」です。
横隔膜という名前だけ聞くと、
「薄っぺらい膜?」なんて思ったりするかもしれませんが、
強度の強い立派な筋肉です。
横隔膜の動きだけで
肺の容量の約70%を操ることができるというのだから、
横隔膜がどれほど重要な筋肉なのか分かりますね。
今日は、横隔膜の形や位置についてお話しします。
横隔膜は、お椀をひっくり返したようにドーム型になっており、
肺の底辺に付着しています。
横隔膜は筋肉だと言いましたが、
ドームの一番高いところは腱で出来ていて、動きません。
この腱の部分は胸と同じくらいの高さにあります。
そして、ドームの円周にあたる筋肉は
肋骨や背骨、胸骨にくっついていて、
その名の通り、体を横向きに隔てています。
ここで注目してほしいのは、横隔膜のある高さです!
「横隔膜ってどこにあると思いますか?」と質問すると、
大抵のひとはお腹を指します。
それは横隔膜を使った呼吸である腹式呼吸は、
お腹が膨らむからだと思います。
でも、忘れないでほしいことは、
『横隔膜は一番低い部分でも、肋骨の一番低いところより下にはない』
ということです。
これは、横隔膜をしっかり使うということがどういうことなのかを
考えるヒントになりそうですね♪
レッスンでは、それがどういうことなのか、
画像や動画を使ってゆっくりお教え致します。
是非、体験レッスンにお越しくださいね!
次回は、呼吸のためのもう一つの大事な筋肉について書きたいと思います。
お楽しみに!