2018.04.25ピアノ

手を洗ってからピアノを弾く

 



暖かくなって、手が汗ばむ季節になりました。

小さい生徒さんのレッスンの時、鍵盤に黒い点👀を発見することがあります。

えっ?これって、手洗ってきてないの?

ちょ、ちょっと待って!です‥

私の教室では、ピアノを習う初めてのレッスンの日に「おやくそく」をします。

1、ご挨拶をしましょう。

から始まり、幾つかお約束をしていただくのです。

な〜んだ、そんな簡単な当たり前のことね?

っていうお顔する生徒さんが殆どですが、その当たり前のことが出来なかったりするものなのです。

最初が肝心ですから、しっかり釘を刺しておきます☺️

さて、その中の1つに手を洗ってきましょう🤲というのがありまして‥

ご挨拶も手洗いもレッスン以前の事ですが、とても大事なことだと思っています。

前の人がお菓子を食べた後、そのままの手で弾かれたら、ベタベタして、イヤだよね⁈

風邪が流行っている時期だと手洗いも良くするといいと聞くよね、見えないけれど手に風邪の菌がいるっていうこと、風邪もうつりたくないよね⁈

みんなで気持ち良くピアノを弾けるように、手を綺麗にしてからレッスンに来てね!

‥こんな風に話します。

テーブルの上には、一応ウェットティッシュも用意しておきます。

でも回を重ねると、だんだん最初に約束したことが出来なくなってくるのも事実で、鍵盤が気付いたら黒い点だらけー!なんてこともよくある訳です😱

本当のところを言うと、私はピアノを汚されたくないから手を洗ってきて!と言っているのではないんです。

勿論それもありますけれど、本心はもっと別のところにあります。

私が幼い頃、調律の方がうちのピアノを見て、母に言ったそうです。

「ピアノが綺麗ですね、お子さんはピアノ好きでしょう?お菓子を食べてその手で弾いたりするのか、ピアノが汚いお家の人が結構多いのですよ、聴かなくてもピアノ上手かどうかピアノ見ればわかります‥」

私は決して綺麗好きな方ではないのですが💦

ピアノを弾くマナー、ピアノへの愛情のしるしみたいなもの?ピアノだけは汚いと嫌でした。

手を洗ってからピアノを触るという暗黙の習慣があったように思います。

シェフが手を洗わずに料理を作りませんよね。

ピアノだって同じ、音楽の神様の前で汚い手では触れないのです。

 

生徒さんにも、ピアノに向かう気持ちをまずは手を洗うことから感じて欲しい

これが一番の本心です♡

 

 

 

 

 

 

 

 
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