

邦楽から始まり、管打楽器、声楽と様々な演奏を聴かせていただきました。
凄いとか、上手いとか、手が良く動くとか、音が良く飛ぶとか、人はそういう事に感動するのではない。
それは当たり前のことなので‥
その当たり前のことの上に何かがないと、ただの感心で終わってしまう。
奏者の音への深い愛情と、それを届けようとする情熱と信念に心底参りました。
ホールの隅々まで各々の奏者の世界に染められていて、拍手の前に唸る思いでございました。
限りなく美しさを求め、音を愛し、自分の音楽に真摯に明日からまた向かい合っていこうと思いました。
本当に良いものを見せて聴かせていただいた春の宵でした。